透明なこころでありたい

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冥土のお客 佐藤愛子

冥途のお客 (文春文庫 さ 18-13)冥途のお客 (文春文庫 さ 18-13)
佐藤 愛子

文藝春秋 2007-09-04
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 佐藤愛子のエッセイは、子供の頃から大好物でした。
 読んでて大笑いできるし、論理がはっきりしていてスカッと気持ちいいから。
 そういいながら、ちゃんとした小説は全然読んでいなくて。
 せめて『血脈』くらいは読まなきゃ、と思いつつやっぱりエッセイばっかりなのでした。

 で、このエッセイでは作者が実体験した壮絶な霊体験から導き出された理論を述べておられるのですが。
 書く人が書いたらただのうさんくさい眉唾お説教本、としかならないのだけれど。
 そこは佐藤愛子、読ませますねー。
 山岸涼子ばりの怖い体験談がざっくざく、なのに何故か笑えてしまう。
 山岸漫画になってたら、ひきつりまくりなんですけどね、きっと。
 あと、霊界にいる遠藤周作と開高健と有吉佐和子の酒盛り談義が面白かった!
 そして父親である佐藤紅緑が2001年に「これから国の政治が大きくみだれ、日本はおしまいだ、今に大変なことになる、政治不信どころか茶番だ」と告げたってのも、まさにその通りじゃありませんか!(まさに小泉政権誕生の時ですよ!)
  
 彼女が今までの経験ではどうにもたちうちできなかった怪異現象、あらゆる霊能者に依頼してもどうにもならなかった状況を、ある霊能者さんがぴたりと収めたことから彼女はその人の人徳に心酔し、その人の世界観を信じているので、霊の世界の階級やら個人の波動を高めるやら皇居の上に日本を救うための新しい霊世界が出来たやら書かれてるんで、ちょっとそこらへんは引いてしまうのですが(苦笑)。
  
 けれども、人間として生きるうえで、いつか死ぬことは決して避けられない。
 その時の覚悟を決めるためにも、たまにはこういう本を読んでおくのもいいと思います。
 今の人間は、死ぬことに対して鈍感すぎる気がするので。
 死後の世界を信じるかどうかは自分次第ではありますが(私は個人的に信じています)。
 書かれていることは、結局「他人にすがりつくな、自殺するな、自分の人生をまっとうしろ」という、ごくごく当たり前な話ですしね。

 あと、霊能者は自分の見える範囲内のことしか理解できていない、覗き窓から自分の見える景色を語っているだけで、覗き窓の高さが違えば見えるものも違ってくる、だからそれぞれで言うことが変わる。だから一人の霊能者の言うことを絶対的に信じてはいけない、とも書かれています。
 
 大活躍の江原啓之さんの若かりし頃の逸話が沢山出てきます。
 信者の方大喜び、みたいな(笑)。
 彼の本買うより、こっち読んだ方がいいかもねー、書いてあることはこっちの方が数段知的で実がありますから(はいー、わたしスピリチュアルはうさんくさいと思ってますー江原啓之氏に懐疑的ですとも!)

 著者の「こんなことを書いて、佐藤愛子はアヤシイ人間だと思われるかも知れないが、自分の思ったことは曲げられないのだから、それを伝えたい。そして今のままでは日本はどんどんダメになる、この本を読んで何かのヒントを得る人がいれば、その人がたった一人でも本望であり、その一人にこの本をささげる」という思いが潔い。やっぱりファンです。はい。 
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Author:なかさん☆
鬱病回復途中。更年期障害。
長男自閉症。長女甘えんぼ。
家族総デブ。色々とやばい。


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